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夭折の天才女流詩人とお佛壇

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公開日:2020年06月30日

金子みすゞ

大正末期から昭和初期にかけて、26歳の若さで夭折するまで

512編もの童謡詩を綴ったとされ、かの西條八十氏から

「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛された伝説の詩人。

 

主な代表作に『わたしと小鳥とすずと』『大漁』があります。

彼女の故郷、山口県は長門市仙崎には

「金子みすゞ記念館」が建てられ、静かな港町に

全国から年間に何万人もの人々が駆けつけ

今なお熱烈なファンが増え続けているといいます。

その記念館に向かう道すがら、「みすゞ通り」を歩くと

大正・昭和の時代の趣を残した古びた建物の軒先には

みすゞの詩が書かれた木札がそこここに掛けられてあります。

 

その中のひとつである『お佛壇』という五七調の一篇の詩。

写真の詩はこのように書かれてあります。

(原文ママ引用)↓

お佛壇

 みすゞの詩

お背戸でもいだ橙(だいだい)も
 町のみやげの花菓子も
  佛さまのをあげなけりゃ
   私たちにはとれないの

だけどやさしい佛さま
 ぢきにみんなに下さるの
  だから私はていねいに
   両手をかさねていただくの

家にゃお庭はないけれど
 お佛壇にはいつだって
  きれいな花が咲いてるの
   それでうち中あかるいの

朝と晩とにおばあさま
 いつもお燈明(あかり)あげるのよ
  なかはすっかり黄金(きん)だから
   御殿のやうにかがやくの

純粋な眼差しと愛情に溢れていますね。

今なお人々の心を打つ彼女の詩。

何だかとてもやさしい気持ちになれますね。

 

家庭の平和、世の平和は、実は人々のこんな身近なところから

根ざしているのではないでしょうか?

物質的な豊かさにのみ幸せの目標を掲げ

それを追い続けた時代はもはや終了。

これからは新たな価値への転換期とも云われています。

 

このような時代だからこそ、

素直な気持ちで「お佛壇」に感謝の気持ちを

ささげたいものですね。

一家にひとつのお佛壇を!

お佛だんのむらたの願いです。

 

店主拝

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