お香のすすめ
まもなく全国的に梅雨がやって参ります。
梅雨と云えばじめじめとしてお部屋の匂いがつい気になったりいたします。
そんなときはやっぱりお香を焚くのがお勧めです。
日本人の生活、食文化、四季の移り変わり、風土に実に良く合う「お香の香り」は千五百年も昔から培われ、独自の香文化の中で熟成されてきました。
日本人自らのDNAの中に綿々と刻まれてきた固有の味覚や嗅覚の記憶に、実にばっちりと合う調合は、繊細かつ奥深く、世界に比類のない素晴らしいものなのです。
例えば、和風の料理屋さんで日本食をいただくとき、雑貨店などでよく売られているあの無国籍なお香の香りや、ヨーロッパのパフュームの匂いがもしも漂ってきたら、大方の日本人はきっと違和感を感じずにはいられないはず。
味覚と嗅覚はつながっています。また、色々な国に多種多様な独自の食文化があります。
肉食中心の食文化の国、スパイスなど独特の香辛料を使う食文化の国、クセのある素材の匂いを香辛料や香草でにおいを封じ込めてしまう食文化の国etc…
どうやら食と香りは切っても切れない関係であるということは万国共通の様です。
ゆえにお香は、その国独自の文化の姿、すなわち慣習や風俗の蓄積とも云えるでしょう。
本場インド料理のお店などでカレーなどを食するときは、エスニックなお香の香りがあれば、カレーの中のスパイスの香りなどとも相まって違和感なく合うはずです。
様々な国の様々な食を理解できる文化を持つ日本人だからこそ香りもTPOで使い分けて、異国情緒をより楽しく味わいたいものです。
ヒーリングや癒しブームの昨今、祖先はいにしえの頃より香を生活に取り入れ、癒しに使っていたのです。
あなたも生活の中にほっとする時間、つくってみませんか?
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