節分の恵方巻きについて
公開日:2017年10月25日
「福は内~!鬼は外~!」
古来より、季節の変わり目には邪気が来やすいといういわれか、「魔目(まめ)」を鬼の目に向かって投げつけら鬼を「魔滅(まめつ)」し福を招き入れる行事「豆まき」が行われています。この節分の豆まきは、日本だけの固有の行事だそうです。素晴らしいですね。
ちなみに節分といえば、おなじみお寿司の 恵方巻き。今や全国区ともなっているこの恵方巻きですが、少し前まではそもそもこの「恵方巻き」と呼ばれるお寿司は存在せず、毎年その年の恵方に向かって太巻きを無言で丸かぶりをするという大阪地区を中心とした地方限定の風習だったのです。この太巻きは、 色々なものを巻き込み、ついでに福も金運までも巻き込む云われがあるからだという説もあります。さすが商人の町大阪ならではですよね。
ではいったい、いつごろ?なぜ?全国に拡 まっていったのか。
それは1998年、某コンビニエンスチェーンストアが全国発売戦略を企画、その際商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻き」と売り出し、その後全国で受け入れられブレイクしていったのがきっかけとなったと言われております。
この季節になるとお寿司屋さんはもちろんのこと、TVCMや、どこのスーパーに行っても恵方巻きの宣 伝文字がおどっており、もはやこの時期の風物詩となってしまいましたよね。
ネーミングや親しみやすさも手伝ったのでしょうか。食べ物にまつわる宣伝広告効果というものは、時に凄まじいものがあり、本当に驚かされます。